回復期リハビリテーション病院をおさがしの方へ
発症後、急性期病院で治療等を受け、症状が安定された患者様に対して、当院は、回復期病棟(60床)にご入院していただき、発症により低下した能力の回復を目指して治療や訓練を行います。主に、脳血管障害、脊髄損傷、大腿骨頚部骨折、下肢・骨盤の骨折、外科手術等での安静状態により生じた廃用症候群、またはこれらの疾患に準ずる症状の患者様を対象としております。当院で手術を受けた患者さまだけでなく、他院で手術を受けた後に在宅生活への復帰を目指したリハビリテーションを受けるために当院へ転院される方も多くおられます。
詳細については、まずは下記までお問合せください。また、現在ご入院されている病院の相談員(ソーシャルワーカー)に相談していただくと、病院間で相談対応することもできます。
リハビリテーションの提供体制
●当院には約70名のセラピストが在籍しており、その他の専門スタッフと協働して患者さまの診療を行っています。
●発症からできるだけ早く・集中的にリハビリテーションを行うことでリハビリテーションの効果は高まると言われています。当院では土・日曜日・祝日も平日と同様に365日リハビリテーションを行います。
●医師・看護師・セラピストに加えて、管理栄養士や歯科衛生士などの医療スタッフが、「リハビリテーション栄養チーム」として患者さまの「栄養管理」を行っています。リハビリ効果を最大限に発揮するためには、日々の栄養状態の維持・改善が重要と考え、個々のリハビリ活動量や状態に合わせて栄養管理を行います。
●脳血管疾患を発症すると、食べものを「口」から摂れなくなることがあります。「食べる」ことは生活の質(QOL)の中でも最も重要なことのひとつです。この場合、麻痺の状態や症状によっては、適切な評価の元で嚥下リハビリと口腔ケアを行うことにより、再び口から「食べる」ことができるようになります。ひとりでも多くの患者さまの「食べる力」が回復するように支援します。
●回復期病棟では、患者さまには担当の医療相談員がサポートします。入院決定したときから退院後の生活を想定して、今からどのような手続きや準備が必要かなどについて相談・提案させていただきます。患者さまだけでなく、患者さまを支えるご家族の方の不安を軽減できるように努めます。

※ ADL : Activities of Daily Livingの略。日常生活動作(食事、排泄、入浴、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために必要な基本動作)とも呼ばれる。