ごあいさつ

高齢人口の増加した我が国の医療・介護のあり方はこれまでと大きく変わりつつあり、平成24年8月に制定された社会保障制度改革推進法に基づき、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築が行政により進められています。この制度の中で病院は、救急医療や手術、集中的な検査・治療を目的とする急性期病院、急性期を過ぎ在宅復帰に向けての医療・リハビリテーションを提供する回復期病院、長期にわたる入院が必要な患者様のための長期療養病院とそれぞれ役割分担を明確にするよう求められています。

当院は、脳卒中の救急医療や骨・関節・運動器疾患の専門的治療を行う急性期病棟、疾患の急性期から在宅復帰までのリハビリテーションを担う回復期病棟、急性期を過ぎ在宅までの療養継続や在宅診療・施設入所中の患者様の病状急変の後方支援を行う地域包括ケア病棟の3つの病棟を有し、病院の役割分担によって患者様が転院を繰り返す不便なく安心して医療をうけられる療養環境を整えております。

地域において、生活習慣病の予防や疾患の早期発見・治療により現役世代が元気で働けるよう、また病を患われた方や高齢の方が最小限の介護で自立した生活をおくれるよう健康を支援し、充実した医療サービスが提供できるよう心掛けてまいりますので何とぞ宜しくお願い申し上げます。